社会保険労務士の合格率の最近の軌跡とは

社会保険労務士試験の合格率は、厳しいことで有名です。しかし司法試験のような、素人には手が到底届かない難易度ではないという、ある意味で矛盾した性質を持っているところがポイントとなっています。

社会保険労務士の合格率

21世紀に入ってからの合格率を振り返ると、2000年代初めは9%台が、その後は7%台が目立つようになります。平均すると8%前後といったところでしょうか(アバウトにとらえるなら、そう暗記してしまって差し支えありません)。

もっとも2010年代半ばに近付くと、若干ですが激しく上下するようになりました。
2011年:7.2%
2012年:7.0%
2013年:5.4%
2014年:9.3%
2015年:2.6%

だんだんと、これまでの「合格率の揺れ幅が小さい」が通用しなくなってきた印象が強まっています。

社会保険労務士の受験者数

人数については、2000年代前半と2010年の2度のピークがありました。2010年代は毎年のように減っています。 2011年:53392人
2012年:51960人
2013年:49292人
2014年:44546人
2015年:40712人

社会保険労務士の受験者が、近い将来にまた増加に転じる可能性はもちろんあるでしょう。とはいえしばらくの間は、受験者の減少は止まりそうにありません。

2010年代に入ってから、社会保険労務士の志望者が減り続けている背景にはいろいろな原因が絡んでいます。そのひとつに、合格率の厳しさがあることはおそらく間違いないでしょう。

しかしこれは、ある意味で「好機」ととらえたほうが正解ではないでしょうか? ライバルが減っていくわけですから、試験の合格を目指すにしても、資格取得後の成功を目指すにしても、都合がいいといえばこんなにいいことはないはず。

勉強の効率が高ければ、合格率が厳しい年にぶち当たっても受かることはじゅうぶんに可能です。